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ニコ歌い手・東方厨のはるうらが、うpした動画を報告していくブログです。
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はるうら
性別:
女性
職業:
アキバ的な感じの
趣味:
歌とニコ動
自己紹介:
ただの東方厨のヲタです

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はるうらの 歌に対する いろいろ

 歌い手というもののあり方について、ここしばらく色々と考えることがありました。
 せっかくですので、はるうらはどんな気持ちで作詞したり歌ったりしているか、ここに書き留めておきたいと思います。



 物心ついた頃から、歌手になるのが夢でした。
 おばあちゃんやおかあさんが歌が好きな人で、歌うのも結構上手な人だったので、その影響もあるのでしょう。
 歌が好きで、テレビの中の歌手に憧れていただけの時代ですが。

 大きくなって、そんな子供の頃の夢なんて簡単に口にできなくなっても、あらゆることは自然と『自分で書いて歌う、あるいは歌ってもらう』というところに集約されるような暮らしを送ってきました。
 国語が大好きで、難しい本をたくさん読み漁ったり、小説を書く真似事をしてみたり、作詞をしてみたり。作詞は中学生頃から本格的にやっていました。
 最初は好きな音楽(非歌曲)にあわせて。やがて字脚をそろえることを覚えたり。自分の頭の中で作ったメロディーにあわせて書くようになったりしました。
 オリジナルのものをいくつか書いたこともあります。そうして気がつけば10年近くが経って、人様に歌詞を使っていただけるようになったりもしました。

 影響されたのは、志方あきこさんや、ALI PROJECT。
 音楽や言葉の持つ力、できうる表現。それに憧れて、更に私の表現はアレな方向に傾いていきました(……)
 が、あるとき、ふと気がつけば、書けなくなっていました。
 ネタが尽きたのかもしれませんし、書きたかったことを書ききってしまったのかもしれません。
 それまでがまねっこみたいなものでしたから、ある程度自分で満足してしまったのかもしれません。


 声を録音するということを覚えたのは、大学生になって、自分のパソコンを持つようになってからです。
 最初は音も良くない、安いヘッドセットをじかにPCに挿して、ミックスというものすらわからないままやっていました。
 それで、こえ部だとか、ボイスブログだとか、そういうところにおしゃべりや、歌ったアニメソングなどを投稿していくようになりました。
 今から思うと凄まじい音質・歌唱力ですが、当時はそれが精一杯だったんですね。

 そのうち、インターフェイスを買って、マイクもいいのを使うようになって、ヘッドホンもちょっと良いやつにしたりなんかして。
 ミックスも、ヘタだけどそれなりに調べながらやっていったりして。
 ライブ活動もちょこちょこ始めたりしました。
 でも、ちっとも評価されなくて凹んだこともありました。

 で、詩や歌詞もかけない、歌も思うように上手くいかない、ちょうど凹んでたときに出会ったのが、東方の音楽でした。
 特に好きになったのが、永夜抄と風神録の曲でした。

 もともと日本文学を勉強していたこともあります。
 万葉集や古今集や記紀が大好きで、何回も何回も読みました。
 幻想郷を形作る、古の日本の姿は、私が大好きだった古典文学の世界にぴったりと当てはまった気がしました。

 そうして最初に出来上がったのが、妹紅と慧音の歌詞。
 次にできたのが、フォールオブフォールやネイティブフェイスの歌詞。
 大好きだった世界と、それを彩るキャラクター達、そのための極上の音楽。
 書きたい、書きたい。大好きなキャラのために。大好きな曲のために。大好きな世界のために。
 一旦言葉が尽きても、しばらく休めばまた書きたいことが湧き出てきます。
 気がつけば、手元にある東方のための自作歌詞は、30編程になっていました。


 ニコニコ動画で歌い手をしよう、と思ったのは、東方で作詞を始めるすこし前です。
 東方アレンジ曲をたくさん友達に教えてもらい、それを歌ってみたくなったのです。
 ニコニコでの活動にも、興味はありましたし。

 それで、そのときいちばん好きだった『六十年罪業華地獄残酷歌』を録音し、ニコカラ動画にあわせて、ニコニコに投稿しました。
 もっと人気の曲にすれば良いものを、しかし私はアリプロが大好きですから、それっぽい雰囲気のこの曲が大好きでしたので、とにかく好きな曲を歌いたかったんですね。
 評価なんかされなくたっていい、とにかく歌いたいと、思い切って、しかし恐る恐るの投稿でした。
 そりゃあそうです。ニコニコの歌い手さんはみんなプロのように上手で、私みたいな素人は相手にされないと思っていましたもの。

 ところが、これが思ったよりずいぶんと好意的な評価をいただいてしまったので、まあ、はるうらさんはちょっと調子に乗り始めますw
 東方歌ってみたコミュの方々とお友達になってみたり、生放送を始めてみたり。
 そんな中で、東方原曲への作詞も進んでいきました。

 いちばん最初に歌ってうpした自作歌詞は、フォールオブフォールです。
 ニコニコムービーメーカーで歌詞をつけて、ピクシブで絵をお借りしてきて……
 簡単なものですが、初めて自分で動画を作ってアップしました。

 歌は、今聞くとひどいクオリティですが、このときばかりは、歌声よりも歌詞を見て欲しかったのでしょう。
 大目に見てあげることにします。


 このあたりで、ようやく、私は『書いて歌う』ということの楽しさを思い出しました。
 自分がそれまで、如何になにも考えずにやってきたかも痛感しました。
 伝えたいことなんてどうでもいい、伝わらなくても良い、そんなひねくれたことを考えていたことだってありましたが、東方の世界で作詞したり歌ったりするようになって、ああやっぱり私は本当は何か伝えるものが欲しかったんだ、と思いました。

 幻想郷の世界も音楽も、ZUNさんが作ったものです。
 それをお借りしての作詞ですから、一から自分が造るわけではありません。
 でも、私の中には私が思う幻想郷があり、私以外の人の中にもそれぞれの幻想郷がある。
 私はこんな幻想郷を想像しています、こんな幻想郷が大好きです、って言いたくて、ずっと作詞と歌を続けています。
 私の思う幻想郷は、どこよりも美しい世界。
 古い日本語でいう『眞秀ろ場』が、私にとっての幻想郷です。

 そうして出来上がったのが、『神々が恋した幻想郷』の歌詞でした。
 どの歌詞にも分け隔てはないけれど、中でも一番大事にしたい歌詞のひとつです。
 ZUNさんご自身も『極上の幻想郷節』と呼ぶこの美しい曲に、私は私の思う幻想郷の景色を描いたつもりです。

「まるでキーワードのように、『まほろば』という言葉が色んな歌詞に出てくる」
 お友達にそう言われたこともあります。
 ネイティブフェイスの歌詞、風神少女の歌詞、そして神恋の歌詞。
 他にもいくつかの歌詞にこの言葉を入れました。
 まさにキーワードだったのです。
 それくらい、私の中で、幻想郷は美しいところなのです。



 歌うこと、書くことの意味を思い出した私ですが、あることをきっかけにふと疑問を持ちます。

 誰もが自分のように作詞して歌っているわけではない。
 既存の歌を歌って、他の人にきれいにミックスしてもらって、動画にあわせることまでしてもらう人もいる。
 最初はあまり疑問を抱かなかったのですが、様々な歌い手さんのことをはたからではありますが見かけるようになって、そのことも含め、いくつものことが引っかかるようになっていきました。

 毎日・毎週のように早いペースで投稿する人。
 新たな曲が発表されると、我先にと歌ってみる人。
 歌う以外のすべてのことを、自分ではなく別の人々にそれぞれやってもらっている人。

 最初に引っかかったのは、既存の歌曲の歌ってみた動画を投稿したとき、そのことを『新曲(新作)をうpしました』という人がいることでした。
 え? あなたのオリジナル曲じゃないでしょ? と。

 そういう文化なのだろうな、と思うようにしても、一度引っかかったことはずっと引っかかり続けます。
 それを皮切りに、様々な疑問が浮かぶようになりました。
 どうして、自分でミックスしないのかな。
 どうして自分で動画と音声の合成をしないのかな。
 音程も不安定な一発録音で投稿して、恥ずかしくないのかな。

 どうして、自分のものでもない、人様からほぼ無断でお借りしている曲なのに、
『新曲』『新作』だなんて呼べるのかな。

 ここで、私はある種『歌い手は意識が低くないか』と感じてしまったのかもしれません。

 ニコニコ動画であるということの手軽さに乗じた甘え。
 遊びなんだから、趣味なんだからといえば、確かにそうかもしれません。
 でも、私にとって、ニコニコ動画といえどもそこは発表の場には変わりなく、あらゆる形での表現が集うところでした。
 私にとって表現というのは崇高なものであり、誇りを持って、あるいは敬意を持って行われるべきものでした。
 たとえ遊びや趣味であっても、表現である以上、ある一定以上の自覚を持って行うべきという考えがありました。


 お堅い、と思われることもあると思います。
 遊びなんだから好きに自由にやれば良い。
 それを否定することはできません。
 だけど、遊びだからって、人様の曲をまるで自分の曲であるかのように扱ったり、流行にとびつき低クオリティでも良いから誰よりも早く、と投稿したり、好きだから歌ったなんて良いながら、自分が手をかけた部分が本当に録音したところだけだったり……なんて、私には信じられなかったのです。

 遊びだからこそ、信じられなかったのです。

 私は、大好きな曲だから、時間をかけて、ひとつひとつ心を込めて言葉を選んで、漢字の使い分けひとつさえ気を使いながら作詞して、何ヶ月もかけて歌が自分のものになるまで練習して、お借りする絵も一晩中選んで……そうやって投稿してきました。
 だから、平均してひと月にひとつの動画を投稿するのが精一杯でした。
 そうやって作った動画のひとつが『ネイティブフェイス』の歌ってみた動画です。
 一気に書けた歌詞ではありましたが、フルバージョンの歌詞が出来上がるまでには数ヶ月かかりました。
 先にできていたワンコーラス分も、出来上がるのに1~2ヶ月を要しました。
 そのワンコーラスを、ある程度納得できるほど歌えるようになるまでに、3ヶ月以上の時間がかかりました。

 私のネイティブフェイスは極端な例ですが、それと同じくらいの労力や情熱をかけて、私達がお借りしている既存の曲は作られているはずなのです。
 マジメな歌でも、ギャグの歌でも、かけられた情熱は同じもののはずなんです。

 だけれど、一部の歌い手さんのあり方を垣間見て、私は愕然としました。
 あなたたちは、作品を、なんだとおもっているの、と。

 制作者にとって、作品は自分の子供と同じです。
 きちんと愛されて、きちんと幸せになってもらいたいのです。
 そして周りの人を幸せにしてもらいたいのです。

 人様の作品をお借りするときも同じです。
 人様のお子さんをお迎えして、楽しませていただくのです。
 大好きな人の大好きなお子さんだから、大事にして、敬意を払って、大切に扱うべきなのです。

 なのに、どういうことなんだろう、と。

 自分の子ではないのに、自分の持っている子供服を着せて、新しく生まれたうちの子なの、と紹介する。
 有名人の子供だからと我先にと連れまわして、ぐしゃぐしゃに遊びまわして公園に放り出す。
 好きな人の子だからと最初ひとしきり遊んだけど、じゃあ自分は遊び終わったからあとよろしく、と他の人に勝手に預ける。
 次から次へと遊ぶ子供をとっかえひっかえ、でも必ずしも全員をきちんと大事にするわけじゃない。


 一部の歌い手さんは、そういうことをしてるんじゃないのかな、と思いました。
 自覚や悪気はないのでしょうけど。


 以前からちょこちょこと問題になっていたことではあるようでしたが、
 あるボカロPさんの歌い手のあり方に対する発言を皮切りに、この『歌い手のあり方』の問題は、多くの人に考えるきっかけをもたらしたようです。
 私自身も、自分がしていることについて考えました。
 私だって、人気のあるジャンルの人気のある楽曲をお借りして、やっているのです。
 いつどのように批判されたって、おかしくないのです。

 でも、私はこれだけは自信を持って言いたいのです。
 1曲たりとも、適当な扱いをした歌なんかない、と。
 すべての曲を、私はきちんと大切に愛してきたつもりだ、と。

 私が今充実した気持ちで歌詞を書き、歌っているということのきっかけや意味を思えば、どんな曲でもいい加減な扱いができようはずはないのです。

 歌を愛し、歌を作る身として、それだけは譲れないのです。
 だから、できれば、同じように歌を歌う人にも、きちんと歌を愛して欲しいのです。
 だってみんな、『歌が好きだから歌っている』はずなんですから。


 今、少しずつですが、私は歌を生業にするという方向に向かっています。
 歌手になるという夢が、少しずつ現実になりそうなところにいるのです。
 ずっと抱いてきた小さい頃の夢が、まだまだ遠いところだけど、見えないものではなくなってきたのです。
 好きなことを認めてもらって、のびのびとやって良いよといわれて、伝えたいこともやっと見えてきて……
 だから、大事にしたいし、同じようなことをやっている人には、大事にしてもらいたいなと思うのです。
 まだまだ私は歌だって全然上手じゃないし、作詞だって勉強するべきところは沢山あります。
 でも、歌が好き、作るのが好き、その気持ちは本物であるつもりです。


 私の気持ちを他人に押し付けるような言い方になってしまって、とても申し訳ないのですが……
 だって、自分の大好きなものや、大切にしている人が、他の人に蹂躙されたり、適当に扱われていたりしたら、悲しいですよね。
 それと同じようなことだと思ってもらえたら、と思います。


 思うままに書いたので、とっても長くなってしまいましたが。
 もしもここまでお付き合いいただいた方がいらっしゃいましたのなら幸いです。
 本当にありがとうございます。


 もしもコメントをいただけるのであれば、どうぞご自由に残していってください。
 すべてへの返信は難しいかもしれませんが、きちんとぜんぶ読ませていただくつもりです。


 本当に、長くて読みづらい・見苦しいところもあるかと思うのですが、
 お付き合いいただきまして、ありがとうございました。

 これからもどうぞ、はるうらをよろしくお願い致します。
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